今年の年賀状はトラブル続きでした。
25日の期限までには間に合いませんでしたが
28日、郵便局内の専用ボックスに輪ゴムで止めて投函しました。
有難いことに、ほとんどは元旦に届けていただきました。
ただ、今年はどういうわけかよーちゃん宛ての物だけではなく
不着の物が続いたので、先日最寄りの局に相談に行きました。
よく話を聞いてくださり
「そこまで続くとさすがにちょっとおかしいですね。
配達の局に問い合わせていただいた方がいいかもしれません。
もちろんこちらでも追跡調査も可能です」
とのことでした。
後日、配達局に問い合わせに行こうとしたとき、
ちょうど最後のはがきが届き一件落着したのですが
あまりに重なったので一応相談に行ってみることにしました。
「25日までに出していただけないものに関しては、こういうこともあります。
なにしろ膨大な数ですから。
出すとき輪ゴムでまとめましたか?
年明けの物は、普通郵便が優先になりますから、年賀状は遅くなります。
膨大な数ですから、迷子になることもあります。
でも、今日はがき着いたんですよね」
一応温厚なわたくしですが、とても不愉快になりました。
特に最後の
「でも、今日はがき着いたんですよね」
にはカチンと来て
「はぁ?着いてるんだからいいだろ、文句言うなってか?」
と・・・叫びました。心の中で(笑)
色々言いたいことはありましたが、
おとなしく帰ってきました。
二日後、広島のいとこから電話がかかってきました。
「何か変わったことでもあった?ずっと心配しとったんよね」
「え?なんで?元気だよ」
「毎年来る年賀状が来んけえ、どうかしたんかな~とお正月から気になってね」
お互い年を重ねたので、
年賀状はお互いの家族が元気でいるかを確認する大事な意味もあるのです。
ありゃりゃ!広島にも届いてないのか。
私に問題あり?いや、そんなことはないはず。
今後のこともあるので、これこそ追跡調査をお願いしよう。
さっそく、書類を持って最寄局に行きました。
先日の経緯もよく覚えていてくださり、
配達局での返答をお話した途端
「はぁ~~~~いやぁ~~~
大変申し訳ありません。嫌な思いをされましたね」
ため息まじりで首を振りながら、
25日以降とか、膨大な数とか、そんなことは理由になりませんと。
丁寧に対応していただいたので
「こちらこそ、たった一枚の年賀状で、お忙しいのにお手数をおかけして申し訳ありません」
とお話したら
「とんでもありません。これが仕事ですから」と。
この両者の対応の違いはなんでしょう。
年賀状騒ぎはもうどうでもよくなり
物の言い方、
人との対応の仕方、
人のあり方
この歳になってもまた学びました。
相手の立場になれているだろうか。
上から目線で物は言ってないだろうか。
優しい人になれているだろうか。
家族ともそんな話をしながら、自問自答しました。
そうだ。今年はやさしい人になるんだった。
いまだにいとこのNちゃんへの年賀状は届いていないそうですが
お陰で思いがけず電話で長話をすることができました。
こんな私の事を心配をしてくれていた気持ちが
なによりうれしい。
そんな長電話の間に、じぃじがこんなお昼ご飯を作ってくれました。

やさしい人に囲まれ、
私はなんて幸せ者でしょう。